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地理
徳之島は、鹿児島県の南西部に位置する奄美群島の一部で、沖縄本島と鹿児島本土のほぼ中間に位置します。島の周囲は約89kmで、主にサンゴ礁に囲まれた美しい海岸線が広がっています。島の内部には起伏のある地形が多く、最高峰の井之川岳は標高645m。
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気候
徳之島は亜熱帯性気候に属し、年間を通じて温暖で湿度が高いのが特徴です。平均気温は22℃前後で、冬でも10℃を下回ることはほとんどありません。降水量は年間を通じて多く、特に梅雨の時期(5月から6月)や台風シーズン(夏から秋)にかけては降水量が増加します。
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観光
美しいサンゴ礁に囲まれた海岸では、ダイビングやシュノーケリングが楽しめ、亜熱帯の森林ではハイキングやバードウォッチングが人気です。井之川岳からの眺望や、ムシロ瀬の奇岩も見どころです。伝統的な闘牛大会やトライアスロン大会も開催され魅力があります。
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長寿
徳之島は長寿の島として知られ、特に有名な人物に泉重千代さんがいます。彼は120歳まで生きたとされ、ギネスブックに「世界最長寿の男性」として認定されていました。泉重千代さんはその長寿の秘訣について、健康的な食生活と地域の強いコミュニティの支えを挙げています。
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出生率
徳之島は高い出生率を誇り、「子宝の島」とも呼ばれています。徳之島の合計特殊出生率は全国平均の約2倍であり、特に伊仙町は高い出生率で知られています。この背景には、出産祝い金や妊産婦に対する旅費・宿泊費の助成など、行政による手厚い子育て支援が挙げられます。
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徳田虎雄氏
徳田虎雄氏は徳之島出身の著名な医師であり、政治家でもあります。彼は医療法人徳洲会を設立し、全国に病院を展開しました。徳洲会は「いつでも、どこでも、だれでもが最善の医療を受けられるようにする」という理念を持ち、多くの人々に医療サービスを提供しています。
徳之島トライアスロン
2024年の第37回トライアスロンIN徳之島大会は、6月23日(日)に開催されます。この大会は、鹿児島県徳之島の天城町を起点とする一周コースで行われ、スイム2km、バイク75km、ラン20kmの計97kmの競技を行います。
大会のテーマは「全力で走り抜ける感動」であり、奄美群島復帰70周年を記念して開催されます。このトライアスロンは「遅くてもあなたが主役」をキャッチフレーズにしており、昭和62年から続く国内でも屈指のミドルレースとして知られています。
徳之島の闘牛
徳之島の闘牛は、鹿児島県の伝統的な文化の一つであり、島民や観光客に愛されています。特に全島大会は徳之島の大きなイベントとして年に3回(正月・5月・10月)開催され、その他の小規模な大会も年間20回ほど行われています。
徳之島の闘牛は、島の伝統と誇りを象徴するイベントであり、観光客にとっても貴重な体験となります。
訪れる際にはぜひ一度観戦してみてください。